長年PENTAXのカメラを使用していましたが、ついにメインカメラをメーカー乗り換えし、SONYへ移行しました。
今回は、PENTAXからSONYへ乗り換えた経緯について書いていきます。
【PENTAXの良いところ・悪いところ】
初めて買った一眼レフカメラはPENTAXで、それ以降はレンズの関係もありPENTAX一筋で撮影してきました。
PENTAXは非常に気に入っています。特に“PENTAXブルー”と言われる青系の発色がよく、青空を背景にした写真は特にお気に入りでした。また、非常に頑丈で、20年以上使用していて本体が故障したことはありません。
一方で、オートフォーカス性能は他社に比べて遅く、ピント迷いを起こすことも日常茶飯事。現場ではしっかり撮れたと思っても、家に帰るとピンぼけ写真が多発して落ち込むこともしばしば…。
動体撮影が苦手なPENTAXですが、それでも「PENTAXでも飛行機などの動体をしっかり撮れるんだぞ!」とアピールしたい気持ちもあり、半分意地で使い続けていました。
PENTAXブルー。青空の突き抜けた色はPENTAXの十八番でした。
【乗り換えのきっかけ】
乗り換えを決断するきっかけとなったのは、2025年の岐阜基地航空祭と入間基地航空祭でした。
普段はシャッター半押しでピントが固定される「AF-S」モードで撮影している私ですが、動体を追従して自動でAFを合わせ続ける「AF-C」モードを試してみたところ、見事にピントズレとピント迷いが多発…。
慌てて「AF-S」に戻したものの、高速で飛ぶ戦闘機を毎回ピント合わせしながら撮影するのは間に合いません。
K-3Ⅲ、AF-Cで撮影した例。こんな晴天の下でも、AFの過動作のピンズレが発生する。
AF-Sで撮影した例。
「AF-Cでもしっかり追従し、まともにAFが動作するカメラが欲しい」
これが乗り換えの決め手でした。
上がK-3 IIIでAF-C撮影した例。こんな晴天でも、過動作によるピンずれが発生します。
そのため、いつもAF-Sモードに設定し、
画角を合わせる → ファインダーで追従 → シャッター半押しでピント → そのまま撮影
という動作を延々と繰り返していました。画角を変えるたびにピントを合わせ直さなければいけません。
【SONYを選んだ理由】
これはとてもシンプルで、もともとSONYのミラーレス(APS-C)を使用しており、Eマウントレンズを所有していたためです。
メーカー乗り換えなのでゼロベースで検討もできましたが、
すでに使っているレンズがあり、慣れているメーカーの上位機種に行けるというメリットは大きく、ほとんど迷うことなくSONYに決まりました。
2013年に購入した、NEX-5R。これを購入してから旅行や機内での撮影はこのNEXを使用、K-3が登場するまでは飛行機撮影以外ではPENTAXの一眼レフを使わなくなっていました。
【フルサイズか、APS-Cか?】
APS-Cのα6300は所有していますが、これに100-400mmレンズをつけるとアンバランスさが際立ちます。
APS-Cの上位機は存在せず、ハイアマチュア機はすべてフルサイズ。
せっかくの機材刷新なので、この機会にフルサイズへ移行することにしました。
【新品か、中古か?】
もちろん新品のほうが故障リスクも少なく、保証も手厚いです。
しかしヨドバシで価格を見ると……30万、40万……うっ。
一世代前のα9Ⅱ、既に販売終了していますが、40万円。α9Ⅲは88万円…!!
α6300も中古で買った経緯があり、中古でもショップ保証がある店舗なら安心できると判断。最新技術に強いこだわりもないため、中古で購入することにしました。
【α1?α7?α9?】
調べていくと、フラッグシップのα1、スタンダードなα7、そして高画素のα7R、高感度のα7Sなど多くのラインナップがあることが分かりました。
サイレントシャッターを使うならα7 III以降で、中古価格は約12万円。一時はこれに決まりかけました。
しかしさらに調べると、動体撮影に強いα9の存在を知ります。スポーツや鉄道、航空機などの動体に強く、サイレントシャッターでも歪みを抑えられるとのこと。
今回の乗り換え理由が動体AFなので、まさに最適な機種。
中古相場は17〜20万円ほど。α7 IIIより約5万円高いですが、動体特化の機種を手にしたいという気持ちが勝ち、α9に決定しました。

SONYのミラーレスラインナップ。この他にコンパクト型の7CシリーズやVlogシリーズがある。
なお、最新のα9 IIIは新品で約88万円、1世代前のα9 IIも中古で約28万円……ムリ!
ということで初代α9(2017年発売)にしました。レビューを見ると今でも第一線で使える性能とのこと。
【いざ購入!】
購入は中古でも保証のあるマップカメラかカメラのキタムラに決めていました。
そんな中、11月末の楽天市場ブラックフライデーで、充電器欠品のα9が他より5,000円安く販売されているのを発見。
充電器はAmazonで1,000円ほどの社外品が販売されているので問題なし。
買い回りキャンペーンでポイントも増え、最終的に**167,800円(13,835ポイント付与)**での購入となりました。

ワンクリックで17万円のカメラが買えてしまうの、恐ろしい。実際に17万円稼ぐのはすごく大変なのに…。
【Welcome α9!】
注文から2日、我が家にα9が到着!
多少の擦り傷はあるものの、私が所有しているK-3 IIIと比べれば気にならないレベル。
シャッターカウントは23,019回。α9のメカシャッター耐久は50万回と言われているため、まったく問題なし。
しかもα9は電子シャッター中心なので、今後も増えにくいでしょう。
α9は実機を見ずに購入(α9 IIIは触った)したので、届いて初めて質感や重量を体験しました。
第一印象は「小さい!軽い!」
K-3 IIIはペンタ部があるため大きくなりがちですが、ミラーレスのα9はコンパクト。握り心地も悪くありません。
【試し撮りへ】
まだフルサイズレンズがないため、所有していた『E 70-350mm F4.5-6.3 G OSS
SEL70350G』を装着し、APS-Cモードで試し撮り。
噂通り、AFが強力に食いつきます。AFはカメラ任せ、自分は構図とシャッターに集中するだけでしっかりピントが合う——PENTAXでは考えられませんでした。
フェンス越しやロープが手前に写るような、PENTAXだと迷いがちな状況でもこの通り。
ただしAPS-Cクロップでは画素数が2400万→1000万画素に落ちますが、ブログやSNSなら十分です。

α9+SONY E 70-350mm F4.5-6.3 G OSS SEL70350Gにて。AF追従が素晴らしい。
【フルサイズレンズ選び】
フルサイズ機を買った以上、フルサイズレンズも欲しい。広角は後回しとして、まずは航空機用の望遠レンズを検討。
調べれば調べるほど良いレンズが出てきて、候補が毎日のように入れ替わりました。
候補は以下の5本:
SONY FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS
SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM
SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG DN OS
SONY FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS
TAMRON 50-400mm F4.5-6.3 Di III VC VXD
更に調べると、テレコンバーターはSONY純正レンズしか使用できない模様。
私の撮り方(展望デッキメイン)は100~300mm域を多用し、さらに拡張性(テレコンバーター装着)を考慮し、
SONY FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS
を選択することにしました。このレンズもⅡ型が噂されていますが、とりあえず今必要なので買ってしまいましょう。
【SONY FE 100-400mmも購入!】
マップカメラで21〜22万の相場を追っていました。21万円台は多くがフード欠品。
そんな中、レンズフード・ケース付き・2群レンズ交換済みの美品が20万円ほどで出品されていることを見つけ、「安い、明日まで考えよう」と思ったら翌日には売り切れ…。
1点物なので早いもの勝ちということを痛感しました。
最終的に**225,800円(16740ポイント付与)**の個体を楽天経由で購入することにしました。

PENTAX 150-450mmが約20万円だったので、保有レンズの最高額更新です。
【レンズが到着!】
2日後に到着。こちらも実機は初めて触ります。
持った感想は「軽い!」
以前使っていたPENTAX D FA 150-450mmは約2,000g、今回のSONY FE 100-400mmは約1,400gで600gも軽量。
そして憧れの白レンズ。展望デッキでも存在感抜群ですよね。
望遠レンズの真価は現場でこそ発揮されます。試し撮り結果は次回の記事で。
【最後に】
PENTAXは今でも大好きなメーカーであり、その発色や堅牢性、撮る楽しさは唯一無二だと感じています。今回は「動体AF」という一点においての選択であることは、誤解のないようにお伝えしておきたいです。
思い入れ深いPENTAXを離れるのは少し寂しいですが、撮りたいカットが撮れずストレスが溜まっていたのも事実です。
PENTAX側でその問題が解決される兆しはなく、今回の乗り換えとなりました。
このブログでは「動体が弱いと言われるPENTAXでも飛行機写真は撮れる!」とアピールする意図もありましたが、今後はSONYで少しだけクオリティが上がった写真をお届けできるよう、私自身も腕を磨いていきます。
引き続き「飛行機さつえい奮闘記」をよろしくお願いします。