2016年05月21日(土) SKY405便/105便 羽田→神戸 11:05→12:15
A320-200 JA73NK 座席:30A 羽田SPOT:20 神戸SPOT:4 高度:22000ft 速度:***km/h 区間マイル:280mile 金額:9790円(いま得)
北海道から帰ってきて数日しか経っていませんが、北海道に行っていた週末は今度は神戸・長崎に行ってきました!
発端はスカイマークの時刻表。スカイマークの羽田-長崎便は直行便ではなく、神戸経由になっています。
以前よりスカイマークは経由便でのフライトがありましたが、どんな値段なんだろう…と興味本位で調べ始めたのがキッカケです。
スカイマークの『いま得』で予約すれば、平日でも8900円ほど、さらに休日でも9800円ほどで予約できることが分かりました。
羽田-神戸は『SKY105便』、神戸-長崎は『SKY143便』、羽田-長崎まで通しで乗る人は『SKY405便』で予約します。私はもちろん『SKY405便』として予約しました。
2レグ乗れて9800円はとても格安ですね…。今回は羽田-神戸のSKY105便搭乗記です。

出発当日、バイクで羽田空港へ。早く空港に着いたので前の記事の通り、展望デッキで撮影していました。
出発1時間前、羽田空港第一ターミナルの北端にあるスカイマークカウンターへ。SKY405便の下にSKY105便が表示されています。
SKY405便としては満席ですが、SKY105便としては多少の空席があるようです。

自動チェックイン機で簡単チェックイン。

すんなり搭乗券が出てきました。今回は経由便なので搭乗券が2枚。上の羽田-長崎の搭乗券は神戸まで搭乗するのに使用し、神戸空港からは下の神戸-長崎の搭乗券を使用します。

SKY105便/SKY405便は20番搭乗口からの出発。出発表示板は同時刻に神戸行きと長崎行きが同時に出発するような面白い表示をしています。

2015年1月28日、会社更生法の適用を申請し経営破綻をしたスカイマーク。その後はA330の売却や路線整理、ANAホールディングスの支援、そして従業員の再教育を徹底してきました。
そして2016年3月28日、東京地方裁判所からの監督命令の取り消し決定と民事再生手続きの終結が発表されました。スカイマークはかつての日本航空と同様、再建しました!
再建への誓いなのでしょうか。搭乗口付近にはこのようなウェルカムボードがありました。

10時50分、優先搭乗の乗客から搭乗が始まり、窓側の乗客と非常口座席の乗客の搭乗開始。
スカイマークは体が不自由な方や妊娠中の方、2歳未満の小さなお子さんを連れている方以外にも『足のばシート』利用者にも優先搭乗を行っています。
これは最前列の6席と非常口座席の12席の計18席のサービス、全ての運賃に+1000円で利用できます。足元が広い座席に加え、優先搭乗、預け荷物の優先受け渡し、ドリンク1杯無料サービスなど、スカイマーク独自のサービスです。最前列ですとすぐに降りれますし、いいですね!

実に3年ぶりのスカイマークです。一体どのようなCAさん、またフライトが待っているのでしょうか。ワクワクしてきます。

クリーム色のレザーシートが並ぶ機内はとても明るく、CAさんも元気よく挨拶してくださいます。

大手航空会社とほぼ同じなシートピッチ、足も楽々伸ばせます。快適な機内です。

大手航空会社と違うところは座席下にコンセントが装備されていること。離着陸時以外は自由に利用できます。
後方座席を担当すると思われる男性CAさんにログブックをお願いすると、快く受けて下さいました。どうやらクルーの方々は長崎まで変わらず乗務のようです。

どうやら搭乗していない乗客がいる模様、機内アナウンスなどで呼びかけていましたが結局搭乗することはなく、約10分遅れの11時16分、ドアクローズ。プッシュバックを開始。
機内オーディオやビデオ設備がないスカイマーク、乗務員によるデモストレーションが行われます。

羽田空港は北風が卓越、神戸行きの当機はランウェイ05からの離陸になります。管制より『ルート5』と呼ばれるルートでD滑走路へ向かうよう指示がありました。

ANAの格納庫前には777-200のJAの8199の姿が。単にお昼寝しているだけに見えますが、実は売却整備を終え、静かに最後のフライトの時を待っているのです。
JA8199は1996年5月24日にANAの777-200、3番機として導入された機体、導入当初は尾翼に『777』と書いてデビューしました。
それから20年が経過した2016年5月24日、静かに日本を離日し、最後の地へ向かいました。奇しくも20歳の誕生日の日に離日するとは、なんとも言えない気分です。
ワタクシ事ですが、私が初めてトリプルセブンに乗ったのが、このJA8199だったのです。沖縄から東京へのフライト、到着後、機長さんの計らいでコックピットも見学させてもらい、機長席でスロットルレバーをいじったのが強く思い出に残っています。
本格的に飛行機が好きになって、この道を歩み始めたのはこのJA8199に乗ってからなのです。
ほんの一瞬でしたが、このような形で間近でお別れできて本当によかったです。

さて、搭乗記に戻りましょう。搭乗機はランウェイ05に到達、ランナップします。しばしの待機後、管制より離陸許可。ブレーキをリリースし、テイクオフローリング開始!

11時31分、ランウェイ05よりテイクオフ!

ライトターンし、ウェイポイントである『YANAG』へ向かいます。

横浜市の石油コンビナート地区上空をグングンと上昇。

ベルトサインが消灯しました。羽田空港でお弁当を買っていたのでゴソゴソと取り出します。今回は空弁ではなく駅弁。鳥取の大山豚ステーキ弁当です。

神奈川県上空22000ftのお昼ごはん。空で食べるお弁当はやっぱり格別ですね。いつもより5割増ほど美味しく感じます♪

座席ポケットにあった機内誌や安全のしおり、サービスメニューを取り出してみました。

スカイマークは無料のドリンクサービスはなく、すべて有料です。しかし、LCCのように高額ではなく、良心的どころか格安で販売しています。
300mlクラスのペットボトルは全品100円。自動販売機で買うと130円なので、むしろ機内で買ったほうがお得になります。
無料のドリンクサービスを行わずコストカットする代わりに、多少安くドリンクを販売して還元するということでしょう。

ビールはおつまみ付きで300円です。大手航空会社でも500円はするのでこれもお得ですね。

軽食メニューはお菓子とカップヌードル(ミニ)です。こちらも全品100円。カップヌードルは小腹が空いた時にいいですね。

名古屋市上空を飛行中。高度が低いので地上がよく見えます。奥には伊勢志摩サミットで各国首脳が利用した中部国際空港が見えます。
そうそう、スマートフォンのGoogleマップで飛行状況を常に見ていたのですが、どうやら富士山の真上を通過したようです。頑張れば見えたのかもしれませんが、いつの間にか通過してしまっていました。

京都市上空。京都御所ってとても大きいのですね…。空の上からもよく見えます。さらに右側には徳川幕府15代将軍徳川慶喜が大政奉還を行った二条城。京都御所に比べたらとても小さいことがわかります。

徐々に高度を下げ、神戸空港のアプローチを開始します。東京から神戸空港へのアプローチは一旦兵庫県西脇市まで西進、Uターンをするように明石市の海岸線東進し、明石大橋上空をパス、神戸空港に着陸します。

明石市付近。中央の緑地は明石城跡です。

明石大橋上空を通過。

順調にILSアプローチを行っていましたが、突如ライトターン。

ILSランウェイ09アプローチからのサークリングランウェイ27アプローチです!

真横に神戸空港。なんだか関西国際空港へのアプローチコースと似ていますね^^;

ファイナルアプローチ。このようなビジュアルでのアプローチはキャプテンの腕が試されます。

流石キャプテン!左右に微調整することなく、ピタッと滑走路に正対。そしてソフトランディング!逆噴射、スポイラー、ブレーキをかけて減速、誘導路に入ります。

12時27分、神戸空港4番スポットに到着!定刻より12分遅れてしまいましたが天気がよく楽しいフライトでした。
次の便も同じ機体、同じ座席なので荷物はすべて置いて、カメラだけ持って一旦降機したいところですが、経由便は一旦荷物をすべて持って出ないといけません。

出口には係員がプレートを持って待機しており、長崎まで乗る人は左側、神戸空港で降機する人は右側と振り分けていました。左側に進むとさらにゲート係員がおり、長崎空港までのチケットを確認すると出発ロビーでしばらく待つよう言われました。ゲートを逆流し、出発ロビーへ入ります。
さーて、折り返し出発まであと20分、ここからが忙しいです!次回は長崎までのSKY143便/SKY405便搭乗記です!…出発までがバタバタでした^^;