飛行機さつえい奮闘記

旅客機の写真撮影やヒコーキ旅が好きなこうへいのブログです!

2014年04月25日:羽田空港


4月23日から25日の日程で国賓として日本を訪れたアメリカ合衆国大統領のオバマ氏。数日前から都内のコインロッカーが使用禁止となり、ゴミ箱は閉鎖され、駅や空港には多数の警官…超厳戒態勢でしたね。
海外からのお客様が来る時はいつも厳戒態勢にはなりますが、アメリカ合衆国大統領が来る際は、それはもう特別な警備です。
正直な所、私は海外からのお客様には興味がありません。乗ってくる飛行機のほうが興味があります。アメリカ大統領専用機と言ったら、誰もが知ってる『エアフォースワン』、過去にはハリソン・フォードが主役の映画『エアフォースワン』や、この飛行機を追ったドキュメンタリーが作成されており、広く世間に知れ渡っています。
やはり飛行機ファンとしては一度は必ず撮りたい特別な飛行機、正確には『エアフォースワン』は大統領が搭乗時に付けられるコールサインで、機体は747-200をベースとしたVC-25です。
もちろん今回の来日もエアフォースワンに乗って来るのですが…ニュースで報道される厳戒態勢を見て、撮影は愚か、見ることも出来ないんじゃないか…と思っており、半分諦め気味でした。
しかし23日の到着の際は夜間でしたが展望デッキが閉鎖されたのみで展望デッキガラスエリアは撮影可能、さらにP3駐車場からも撮影が可能となっていたようです。
もしかしたら25日の出発はガラスエリアから撮影できるかも…?淡い期待を込めてダメ元で夜勤明けの羽田へ出撃しました!


羽田空港に到着したのは8時前。まず訪れたのはP3駐車場。既に20人ほどの先客が待機していました。私が機材の準備をしていると近づいてくる警備の警察。
警察『すいません、警備の為にカメラの確認をしています。どこでもいいので空シャッターを押して頂けますか?』
とても丁寧で低姿勢な警察官に驚きました。空シャッターを切ると撮影はOKということで、撮影の注意事項を伝達されました。大統領の車列が来たら撮影は禁止、飛行機のドアが閉まれば撮影は再度可能とのこと。警備の都合上、できるだけ一箇所に纏まって撮って頂けるとありがたいとも言っていました。身分証明書の提示も特になし。
そして上がその時撮影したエアフォースワン!朝なので逆光気味となっています。


V1スポットにエアフォースワン、V2スポットに随行機の757、そして408番スポット付近には随行記者を乗せたデルタ航空のA330が駐機しています。
いつもと違う向きで駐機していますね。これはプッシュバックをせずにすぐに動き出せるようにする為ということです。


そして第二ターミナル展望デッキのガラスエリアへ。ここではP3駐車場以上の飛行機ファンで埋め尽くされていました。警備の方に話を聞くと、ここでの撮影は可能、しかし左端のみ規制して暗幕を下ろすとのこと。撮影可能と聞きホッと一安心…ですが場所がない^^;
ふと目に入った展望デッキ右側のカフェ。こちらは空席もあり、のんびり撮影できそう…。コーヒーとサンドイッチを購入し、ここで撮影することにしました。


8時11分、記者随行機のデルタ航空機がランウェイ34Rよりテイクオフ!もともとオバマ氏は9時頃出発と噂が流れていましたが、記者随行機が出発して50分後に出発することはとても考えにくいです。2~3時間の間隔を空けて、オバマ氏の出発は11時前後と予想しました。


この日は眠気と戦っていましたが、待っている間は民間機も撮影していました。ソラシドエアのくまモンGO!、『阿蘇草原再生くまモンGO!』の文字を入れ、事実上の塗装延長となりましたw


10時20分、警備をしている警察官の動きが慌ただしくなり、展望デッキガラスエリアの左端が暗幕で閉じられました。無料で見れるガラスエリアはすし詰め状態、しかし私がいるカフェは椅子の分しか人が入れないようになっているのでかなり余裕があります^^;


出発前のランウェイチェック。そこまでやるのですねw


イヤホンからは『ご存知の通りVIPトラフィックの為、20分ほどホールドとなります…』との管制官の声。その間も続々と来る離陸機。たった20分、されど羽田空港の20分はとても大きいです。
誘導路上にズラリと並ぶ離陸待ちの飛行機。周囲からは『邪魔だぁーー!!!』という声が漏れています^^;


そして10時40分、C-10誘導路から入ったエアフォースワンはゆっくりとランウェイ16Lよりテイクオフローリング。背後にいるのは警備を行っている巡視艇です。


前の記事にも書きましたが、朝は北風運用の羽田空港、このままずっと北風運用が続けば展望デッキ前をタキシングするので撮影する時間がじっくりあったのですが…南風運用になり、さらにホールドされている民間機とポールの隙間を縫って撮影しなければいけないので、撮影できるタイミングはほんの一瞬でした。


ANAジャンボのように豪快に機種上げはしません。乗り心地重視なのでしょうか。そのまま着陸出来るんじゃないかと思うくらい低い角度で上がっていきます!



左翼に付いてる米軍のマークがカッコイイ!バイバイ、オバマさん!また日本に来てね!


長時間待った割には意外とあっけなく離陸していきました。隣で撮影していたオジサンは朝5時から張っていたとのこと。大変だぁ…。
ふと外を見ると羽田ではなかなか見ない機体が。3月30日よりDHC-8-Q300に変わって羽田-大島線に就航している737-700です。
エアフォースワンが離陸した後の周囲は『お疲れ様でしたー!』状態。続々と撤収していきます。その中で一人が言いました。『そういえば随行の757、上がるんじゃね?』
エアフォースワンしか見えてなくてすっかり忘れていましたw みんな元の位置に続々と戻っていきますw


随行機の757、コールサインは『AirForceFour』と聞こえたような気がするのですが…定かではありません。大統領の随行機は同じVC-25が使用されるのですが、今回は整備の都合上、このVC-32になったとのことです。


エアフォースワンが離陸した後は民間機の発着制限が解かれ、さらに厳戒態勢の警備も解かれました。展望デッキもオープンし、この随行機を外で撮影できた人もいたようです。


いつもの静かな展望デッキに戻った羽田空港、パリ行きのJAL045便がタキシングしてきました。エアフォースワンの影響で少し遅れ気味です。
機材は777-300ER、機内インターネット用のアンテナが機体上部に付いています。


友人がこの飛行機に搭乗しており、お見送りのツイートしたら機内からリプライが飛んできました。これぞ本当の『空中リプライ』です(^_^;)


南の空は入道雲がモクモクと。まだ4月ですよw


春先にも関わらず夏のような写真が撮れてしまいましたw


羽田では初撮影、ルフトハンザのながーいA340-600です!


ANAの787だらけ!気に入った写真にはポールが邪魔をする法則発動中です^^;


トーイングされていたJA816A、以前もラウンジ内で撮影したレドーム違いの787でした。


白い丸鼻、少しとんがり気味は新幹線0系と100系の中間といったところでしょうか。


なにこの『遠山の金さん』のようなエアチャイナ!


私の目の前に駐機していたJA816Aは出発です。グランドスタッフも大きく手を振っています。


夜勤後の眠気を押し切ってまで撮りたかったのはこのルフトハンザジャンボです!便名はLH717便!


滑走路を半分以上使ってエアボーン!これにて撤収!…しようとしたら…


航空局のBombardier700がやってきました。逆噴射カバー開いたままタキシングするなw


この日の夜はエアフォースワン記念ということで、アメリカのバドワイザーで乾杯!
バドワイザーはとても飲み口が軽いですね。オリオンビールよりも軽く、ゴクゴク飲めてしまいます。

さて、今週はゴールデンウィークですが、私は月末までノンストップでお仕事です。その後連休を頂いているので、ちょっと北の大地にでも行ってこようと思っています。久しぶりに純粋な旅行になる…のですが、まったくノープランです^^;

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