飛行機さつえい奮闘記

旅客機の写真撮影やヒコーキ旅が好きなこうへいのブログです!

2023年11月01日:JAL305便(羽田-福岡 777-300ER)



2023年11月01日(水) JAL305便 羽田-福岡 07:05→09:00
777-300ER JA739J 座席:10A(クラスJ) 羽田SPOT:7 福岡SPOT:8 高度 :36000ft速度 : 770km/h 区間マイル: 567mile スペシャルセイバー:20830円


10月29日より航空時刻表では冬スケジュールが始まりました。
今回の国内線冬スケジュールの目玉は何と言っても羽田‐福岡線にJALの国際線機材777-300ERが投入されることです。
基本スケジュールは
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JAL305便 羽田07時05分発 福岡09時00分着
JAL308便 福岡10時10分発 羽田11時40分着
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となっており、時折追加で
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JAL321便 羽田15時05分発 福岡17時00分着
JAL326便 福岡18時15分発 羽田19時45分着
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に投入される予定となっています。
座席はファーストクラスは国内線ファーストクラス、ビジネスクラスはクラスJ、プレミアムエコノミー・エコノミーは普通席として使用。普段欧米・欧州線のフラッグシップ機として運用される機材を国内線で乗れる、またとない機会です。

しかし、落とし穴もあり、777-300ERと国内線仕様のA350-900を比べると
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777-300ER F:8席 C:49席 PY:40席 Y:147席 計244席
A350-900 F:12席 J:94席 Y:263席 計369席
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と、すべてのクラスでA350が上回る為、満席が見込まれる場合は簡単にA350へ機材変更されるリスクが高い便でもあるのです。
実際、就航初日予定であった10月29日はA350へ機材変更され、翌日の10月30日より777-300ERでの運用が始まりました。

今回の予約は冬スケジュールの販売開始翌日である8月31日、ひたすら11月前後のファーストクラス、クラスJの運賃、空席状況を確認しながら予約しました。
まだ仕事を休めるかわからない中、今回の11月1日(水)は他の日程よりもクラスJ運賃が4000円ほど安く約20000円。ちなみにファーストクラスはセイバー運賃で約46000円でした。
またとない機会なのでファーストクラスに搭乗しても良いのですが、乗るのであればやはりダイヤモンドプレミアラウンジも堪能したいところ。
今回は7時05分発と早朝便なので、ラウンジも堪能できなそうです。
ビジネスクラス座席であるクラスJでも十分なので、クラスJをチョイスしました。座席は左側座席の10Aを指定し、搭乗日まで、機材変更されないかチェックする毎日でした。

これは出発前日の座席指定画面。ファーストクラスは1-2-1の5アブレスト。ファーストクラスの後ろはビジネスクラスで2-3-2の7アブレスト。


こちらは前日の便購入画面。773国際線使用機材と書かれています。クラスJは満席、普通席も残り7席とほぼ満席となりそうですね。


出発当日の11月1日4時15分起きの5時前にバイクで自宅を出発。6時前には羽田空港に到着。
帰りはANAで帰京なので第二ターミナルへバイクを駐輪、連絡通路を通って第一ターミナルへ向かいます。
本日搭乗するJAL305便、ファーストクラスは満席ですが、クラスJ、普通席には若干の空席がある模様です。
前日はクラスJは満席でしたが、キャンセルがでたのでしょうか。


保安検査場を通過し、まずは7番搭乗口へ。
本日搭乗する予定である777-300ERが出発準備を行っていました。
機体番号はJA739J。2008年8月に導入された国際線機材です。
もうここまでくれば機材故障がない限り、機材変更のリスクはありませんね。


出発ボードには『777-300ER』の文字が。
まだ出発まで時間があるので、カードラウンジで準備を整えます。


6時40分頃から搭乗開始。私はgroup5なのでしばらく待機。6時47分、機内へ。


L1ドアより機内へ。チーフパーサーが迎え入れてくれます。


ファーストクラス、L2ドアを超えて本日の座席。結局他の窓側は解放とならず、そのまま予約した10A。
通路側と互い違いに設置された細長い半個室、少々狭い座席専用の通路を通って自分の座席へアクセスします。
ビジネスクラスは通常窓が3枚割り当てられるのですが、ここは窓なしの部分と重なる為、2枚となっています。


座席窓からはGE90エンジンが目の前に。


着席しました。横幅は国内線クラスJとほぼ同様でしょうか。
スペースは縦に長く、正面には大型モニター。モニターの前にはちょっとしたテーブルもあります。


定刻通りドアクローズ、7時12分、プッシュバック開始。
ランウェイは34R、機体を南へ向けてプッシュバック。


7時17分、ランウェイ34Rへ向けてタキシング開始。


出発ロビーでバンコクから到着したポケモンジェットNHを見かけました。
その後目の前をタキシングしてどこかに向かっていったのですが… こんなところにいました。
冬スケジュールより第二ターミナル発着のANA国際線が大幅に増えたのです。この後シンガポールへ向かう模様。


朝の出発ラッシュ。ランウェイ34Rからは次々に離陸していきます。


ランウェイ34Rにランナップ。先行機は同じく福岡行きのANA1075便。


7時25分、ランウェイ34Rよりテイクオフローリング。後から気づいたのですが、JAL Colorful Dreams Expressがいます。
JAL277便として出雲にフライトする模様。出雲を往復後、福岡線に投入される予定。









ライトターンを開始。上空は青空ですが、地表は靄がかかっていますね。
そして意外とエンジンが大きくて地上が見づらいのです。


離陸方式はTIARA ONE B DEPARTURE。旧来はRITLA DEPARTUREであり、江戸川に沿って上昇していく経路は変わりませんが、名称が変更となっています。




前方に東京スカイツリーが見えてきました。




遠くには富士山も。早朝の天気が良い日、この都心上空ルートは最高に気持ちいいのです。




ウェイポイントGUSROへ直行指示、東京コントロールにハンドオフされます。

【機窓】JAL777-300ER 羽田空港ランウェイ34R離陸 (JAL305 TIARA ONE B DEPARTURE) DJIPocket2にて

離陸の様子を動画で撮影していました。


富士山が近くに見えてきました。東京-福岡線は左側に富士山が眺められます。


大きなエンジンが目の前にあるので、富士山が見えているのはほんの1分程度。
あっという間にエンジンに隠れてしまいます。


座席のテーブルを引き出し、シートポケットにあるリーフレットを並べてみました。
左側から安全のしおり、SKY SUITEの座席説明、そして機内Wi-Fiサービス案内です。
国際線としてフライトする際は機内Wi-Fiサービスは有料となるのですが、国内線ではプロモーションコードを入力することで1時間無料で利用できるとのこと。
私も接続してみましたが、アカウントを登録してプロモーションコードを入力して…と意外とめんどくさい。機内アナウンスでは誤って有料プランを購入しないよう注意を呼び掛ける放送が度々ありました。


シートはフルフラットに設定できます。隣とのパーティションも閉めることができるのですね。
閉めてしまいましょう。


朝ごはんを頂きます。最近の定番となりつつある『やまやのうまだしおにぎりせっと』です。
塩分も控え目でお気に入りのセット。


朝ごはんを食べ終えて機内散策へ。これはクラスJとして運用されているビジネスクラス。
半個室となっており、プライベートスペースが確保されています。


L3ドアより後ろはプレミアムエコノミー。こちらは普通席として運用されています。2-4-2の8アブレスト。


最後尾はエコノミークラス。普通席として運用。3-3-3の9アブレスト。
国内線機材の777-300では3-4-3の10アブレストであったことから比較的ゆったり目の座席となっています。


最後尾のギャレーを見せてもらいました。
ギャレーにいたCAさんに話しかけられ、お話をきくと、本日のクルーは全員この機体での国内線は初めてとのこと。


ファーストクラスはカーテンが掛かっており、見学は不可。
ファーストクラスの後ろに素敵な空間を見つけました。日本の秋の風景が飾られています。


Canon提供のSKY GALLERY。普段は欧米・欧州などの長距離線で使用されているこの機材。
長時間のフライトで疲れがたまる中、ふと日本の美しい風景で一息つける、JALらしい心意気を感じる空間です。


自席に戻ってきました。座席をフルフラットにしてみます。
足はモニターの下にくぐらせ、空の上でゴロゴロと。
空の上で寝転がることができるのは何とも贅沢な時間です。あと数時間飛んでいたい(;^_^A


ゴロゴロしているうちに窓の外は広島県、しまなみ海道が見えてきました。


自席にアクセスする専用通路。この通路が意外と狭いのです。身体を横にして腰が突っかかりながらやっと。これ太った人とか何気に入るのが大変そうです。


機体は福岡空港へ向けて降下を開始。関門海峡が見えてきました。


福岡空港はランウェイ16運用。 MALTS EAST ARRIVAL。


真横はスラット。機械音が爆音で鳴り響きます。ランウェイ16へのRNPアプローチ。




福岡空港の定宿であるホテルグランビュー福岡空港横を通過。今回は宿泊せずに日帰りです。




8時52分、福岡空港ランウェイ16にランディング。
フライト中、福岡空港混雑の為、遅延するかも...とアナウンスがありましたが、定刻よりも数分早い到着になりそうです。


8時57分、7番スポットに到着。福岡空港は快晴です。

【機窓】JAL777-300ER 福岡空港ランウェイ16着陸 (JAL305 MALTS EAST ARRIVAL) DJIPocket2にて

着陸の様子を動画で撮影していました。


降機時のミュージック『明日への翼』を聴きながら座席を離れます。もっと乗っていたい...。


機体左側の乗客はL2ドアからの降機となりますが、お願いしてファーストクラスの見学をさせてもらいました。
これがJALのフラッグシップ機である777-300ERのファーストクラスです!


この座席で羽田-福岡線に搭乗したいところですが...私は広すぎて落ち着かなそうです(;^_^A
チーフパーサーにお礼を告げて、降機します。

機材変更もされず、無事に777-300ERで福岡空港に到着しました。今回の旅の目的、大部分が達成です!
国際線ビジネスクラスはコストパフォーマンスがとても良く、ぜひともリピートしたいですね。
いや、普通席でも全然満足です…機会があればまたこの機材を狙って搭乗しましょう。
福岡空港は快晴、飛行機撮影が捗りそうです。次回から福岡空港撮影編です。


JAL305便GPSログです。画像をクリックすると詳細が表示されます。

【機内アナウンス】JAL305便 機内アナウンス集(231101)

JAL305便機内アナウンス集です。

【さつえい後記‐JAL777-300ER】

実はJALの国際線機材777-300ERに搭乗したのは初めてではないのです。前回は2011年12月20日に、伊丹‐成田線で搭乗しました。
当時は国際線機材の間合い運用として、JAL、ANAともに国内線へ777-300ERが投入されていたのです。
その時に撮影したビジネスクラスの写真がありました。大型のシェルシートですが、プライベート感はなく、現在のA350クラスJに似通っています。
昔は大型シート、開放感あふれる機内というのがトレンドでしたが、時代とともにプライベート感を重視した安らぎの空間にシフトしています。
本当は国際線で搭乗したい777-300ERですが、このように国内線で搭乗できるのは嬉しいですね。
2011年12月20日の搭乗記はこちらをご覧ください。
2011年12月20日:JAL3002便

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