2014年08月29日(金) SJO623便 成田→広島16:25→18:05
737-800 JA01GR 座席:28A 成田SPOT:402L 広島SPOT:2 高度:28000ft 速度:800km/h 区間マイル:414mile 金額:6190円(内訳:運賃5890円・座席指定料:200円・支払手数料:300円)

2014年8月1日、日本で4社目(エアアジア・ジャパンを含めると5社目)となる『春秋航空日本』が国内線へ就航しました。機材は737-800、成田をベースに広島・高松・佐賀への就航です。
新しいLCCができたなら、これは乗りに行かないと…!ということで、早速乗ってきました!今回は春秋航空日本の紹介や予約プロセスを含めた搭乗記です。

春秋航空日本は今から約2年前の2012年9月7日に設立された、中国のLCCである『春秋航空』を母体にした航空会社です。春秋航空といえば、日本国内にまだLCCの名前が広まっていない2010年、上海-茨城や上海-高松便を4000円などの格安で販売し、日本に『LCC』という言葉を認知させた立役者です。
2013年7月に初号機である737-800のJA01GRを受領、同年8月よりテストフライトを開始し、成田空港でもテストフライトの様子が見ることができました。鮮やかな緑の機体は青空によく映えます。
当初は2014年5月末からの就航と発表されていましたが、具体的に日程がきまったのは3月末のこと、就航日は『2014年6月27日』と発表されました。
その後、パイロットの養成が遅れたことにより、本来成田-広島・高松・佐賀を一日2往復ずつ就航する予定を、高松便を1往復に減便した上で、就航日を『2014年8月1日』に延期する旨の発表がありました。
そして2014年8月1日、成田-広島便を皮切りに春秋航空日本は就航を開始、今日も日本の空を緑色の機体が元気に空を飛んでいます。

さて、ここからは予約プロセスについてです。春秋航空日本では、PeachやJetstarと同じように会員登録することにより、予約時の簡素化や個人ページから予約の確認、変更などを行うことができます。私も今後使うと思われるので登録しました。

これが便選択画面です。運賃のクラスは3種類あり、それぞれ『スプリングプラス』、『スプリング』、『ラッキースプリング』です。

『ラッキースプリング』はキャンペーン時に登場する運賃であり、バニラエアの『わくわくバニラ』に相当します。
受託手荷物は『スプリングプラス』が20kg、『スプリング』が10kgまで無料です。『ラッキースプリング』は有料となります。機内持ち込み手荷物はすべての運賃で7kgまでとなっています。
私は8月29日の成田-広島便であるIJ623便を『スプリング』で選択しました。まだ最低運賃である5690円で購入できます。

ポップアップ式の確認画面が出てきました。親切ですね。

次は座席選択画面です。最前列は『コンフォートシート』となっており、+1000円で選択可能。2列目と3列目は『フロントシート』。通常の席より少し広めとのことです。面白いのが左右で座席の列が異なること。右側列は10列目がなく、左側は10列目があります。そして15列目で揃っています。

これは機内中央部。16列目と17列目は非常口座席となっており、『レッグシート』と呼ばれています。+700円で選択可能です。

機内後方部。『スタンダードシート』として+200円で選択可能です。私は左側の『28A』を選択しました。
ちなみに、座席指定は一度指定して、支払いを済ませると変更が効きません。とりあえず適当な座席、ではなく、よく考えて指定したほうがよさそうです。
また、前日に予約しようとすると、支払い前の座席指定はできませんでした。これはレガシーキャリアと同じですが、やっぱり少し不便ですね。

座席を指定すると予約番号が割り当てられます。ここで支払い方法を選択できます。支払いにはクレジットカード、コンビニ払い、銀行振込が利用できます。

私はクレジットカード払いを選択しました。ここでも手数料を徴収する旨のポップアップが出てきます。

クレジットカードの入力を終え、予約の支払いが完了しました。

予約確認画面を見てみます。ちゃんと支払済みになっており、予約が成功しています。

これが予約確認書。この画面を印刷し、当日はチェックインを行います。なお、JetstarやバニラエアでできるWebチェックインは対応していない模様です。

同じ要領で、帰りの便も予約しました。今回は広島から倉敷・高松へ移動し、帰りは高松空港から帰ります。帰りの便も最低運賃で購入することができました。広島便と60円しか違わないのですねw

今回の予約を行ったのは8月6日の深夜。翌日、予約確認の為に春秋航空日本のサイトを見たら…『毎月7日は737キャンペーン』とかで片道737円セールをやっていました…。私が予約を行った便も737円で売り出されており、ショックを隠しきれませんでした…。
いや、6000円で広島まで行けるだけでとても安いのですが、予約取った翌日にこんなキャンペーンされたら切ないです…。
私が取った便をキャンセルして、再度取り直したほうが安かったのですが、もう面倒臭くなったのでこのままにしておきましたw

さて、出発当日。家で昼ごはんを食べてからのんびりバイクで成田空港へ。春秋航空日本のチェックインカウンターはバニラエアと同じ第二ターミナルの北端にあります。

自動チェックイン機。付近にいる係員は『春秋航空日本』とは言わずに『スプリングジャパン』と言っていました。真横のバニラエアの自動チェックイン機では100人超の団体客が待機しています。おそらく私が乗るIJ623便と同じ時間に出る新千歳行きJW907便の乗客なのでしょう。これに巻き込まれたら保安検査場は大混雑必至。係員は早めに保安検査場を通過するようアナウンスしていました。

出発ボードと就航記念でしょうか。ランの花がありました。一日5往復の発着です。この時間帯は広島行きと佐賀行きの2便があります。

自動チェックイン機でチェックインを行います。画面をタッチすると…

搭乗手続きの画面。言語が選択できるようになっています。デフォルトは日本語です。

画面の指示に従い、予約確認書のバーコードを読み込ませます。うまく読み込めない時は画面に直接予約番号を打ち込むこともできます。

搭乗乗客を選択し、搭乗券印刷ボタンを押します。

PeachみたいにかざせばOKの搭乗手続きではありませんでしたが、簡単に搭乗手続きが完了しました。レシートのような搭乗券です。

保安検査場や出発ロビーもバニラエアと共同となっています。なお、預け荷物がある場合は右側のカウンターで預けます。私は特に預け荷物がないのでそのまま直進します。

エアアジア時代から使っており、バニラエアと春秋航空日本も使っている暫定バスターミナル。久しぶりにきました。

この出発ロビーにはバニラエア直営の『Vstore』があります。

J-Springに乗るのにバニラエアグッズを買う奴←
このうなりくん×バニラエアステッカー、前々から欲しかったのです。機内限定かと思ったらここでも売っていたので思わず買ってしまいましたw

私が搭乗するIJ623便は15時52分、優先搭乗から始まり出発30分前の15時55分、すべての乗客のバスへの搭乗が始まりました。
ゲートではバーコードを読み込むと同時に右側半券をちぎる方式でした。

バスは搭乗機が待つ402L番スポットへ向かいます。バスの運転席から聞こえる無線では『IJ623、402L、01号です』と聞こえてきました。
なんとなく分かりますね、『IJ623便は402Lスポット、機体番号はJA01GR』という意味ですw

本日の搭乗機が見えてきました。

私は先頭の座席に座っていたので真っ先に降りて撮影タイム。同じように撮影する人がちらほらと。まだ就航して1ヶ月経っていないので、みんなほとんど初搭乗なのでしょうね。

グランドハンドリングはIACT(国際空港上屋株式会社)が行っている模様です。タラップはアクリルドーム付きでかなりの濃度。アクリル越しに外を撮影することはかなり難しそうでした。

チーフパーサーに迎え入れられて機内に入ります。この機体はBSI(Boeing Sky Interior)の機内照明となっています。

青白く光るLED照明。近未来的です。

機体後方には『春秋航空日本』の文字。

反対側は『SPRING AIRLINES JAPAN』と書かれています。

座席ピッチは…やっぱり狭いですね。

保安検査場が混み合っている関係で二台目のバスが遅れているようです。その間に座席ポケットに入っているモノを物色してみましたw
右側は安全のしおり、そして左側は機内での電子機器使用に関する案内です。電子機器使用に関しては安全のしおりに書かれていることがほとんどですが、このような紙っぺらでの案内。おそらく9月1日からの電子機器使用制限緩和に伴い、安全のしおりに書くよりも別紙で案内したほうがコスト的にも安くなるのでしょう。

春秋航空日本の就航地、香川と佐賀の観光案内もありました。

座席ピッチは前にも書いた通り、かなり狭め。28~29インチ(71.12~73.66センチ)です。足を組むのは難しそうです。

二台目のバスも到着し、まもなく出発します。
『皆様、本日もスプリングジャパンをご利用いただきまして誠にありがとうございます。この便はスプリングジャパン623便広島行きでございます…』
やはり『春秋航空日本』とは言わずに『スプリングジャパン』というブランド名で通すようです。私の記事も以降『スプリングジャパン』に統一したいと思います。
全員の搭乗が完了し、定刻の16時25分にドアクローズ。本日は5名の客室乗務員が乗務しているようで、1名は乗客用の座席に着席しています。
成田空港は北風運用、使用滑走路はランウェイ34R。402Lスポットからフェイスイーストでプッシュバックし、16時34分、タキシング開始。B-TWY経由でランウェイ34Rへタキシング。
2機の到着機を待機し、16時43分、ランウェイ34Rよりテイクオフローリング。いつも聞き慣れた737-800のエンジン音、軽々と離陸し、しばらくランウェイヘディングで飛行。利根川を超えたあたりで何回かに分けてライトターン。成田-広島便は『KISARAZU2 DEPARTURE』で木更津までレーダーベクターされます。途中、雲に突入し、地上の様子がまったく見えなくなってしまいました。

16時50分、電子機器の使用制限が解除、そして16時56分、ベルトサインが消灯しました。しかし地上は雲に覆われ、まったく見ることができませんw

機内照明はオレンジ色に変わっていました。LED照明なのでいろんな色に変更できるようです。

LCCでは珍しい座席ヘッドカバー。『カフェ・カリアーリ』の広告が入っています。機内販売でもこの『カフェ・カリアーリ』とコラボしたコーヒーを提供しているのです。

『皆様、これよりスプリングジャパン機内販売、『SPRING LIKE』を開始します。スプリングジャパンが自信を持ってお勧めする弊社就航地、広島・佐賀・高松からの名産品を取り揃えました。ご希望のお客様は乗務員にお申し付けください。』
スプリングジャパンの機内販売は『SPRING LIKE』と言うのですね。この機内販売、座席ポケットに商品カタログが無いので、何を売っているのか分かりません。乗務員さんにカタログを借りて撮ってみました。こちらは主にお菓子や名産品、スプリングジャパンのオリジナル商品が乗っています。安いものは100円からあり、意外とお手頃価格です。

反対側はドリンクメニュー。カリアーリコーヒーと嬉野茶は100円です。しかもこの二種類は飲み放題!

私はカリアーリコーヒーを注文してみました。香り挽き立つ美味しいコーヒーが100円で頂けるのはとても嬉しいですね。
飲み終わってお代わりを勧められましたが、そんなにガブガブ飲めるものでもないので、一杯で私は十分です^^;

スプリングジャパンの737-800は189人乗り、そして本日の搭乗客は118人と62%の搭乗率です。機体前方はかなり埋まっていましたが後方は空席がかなり目立ちます。私が座っていた28列目は誰もいませんでした。

機体は徐々に高度を下げていき、雲の下に出ました。広島空港の天気は弱い雨、気温は20度とのこと。山の上ということもありますが、8月にしては寒いですね…。

尾道の町並みが遠くに見えます。ここでベルトサインが点灯、電子機器の使用が制限されます。
広島空港の使用滑走路はランウェイ10。東京方面からランウェイ10へのアプローチは空港北側を通り、レフトターンによるファイナルアプローチかと思っていましたが、今回は空港の南側を通り、ライトターンによるアプローチ。AISJAPANのチャートを見ても南側ルートというのがなく、よくわからんです…。
山の中にある広島空港、周囲は山に囲まれており、更に眼下には巨大な高圧電線が張り巡らされています。実際には十分な高度があるのでしょうが、山や高圧電線にぶつかるんじゃないかと思うほどダイナミックなアプローチは広島空港ならでは。
17時56分、広島空港ランウェイ10にランディング。アイドルリバースで減速し、誘導路に入ります。
『皆様、只今広島空港に着陸致しました。これより駐機場まで移動致します。シートベルト着用サインが消えるまで、シートベルトをご着用の上、お座りのままでお待ちください…』
レガシーキャリアでよくある着陸後の機内アナウンスです。
『…現在の外の気温は20度と、8月でありながらこの数日間は肌寒い天候が続いています。気温の変化で体調を崩されませんよう、何卒お体にお気をつけてお過ごしくださいませ。また皆様にお会い出来ることを乗務員一同心よりお待ちいたしています。』
…やっぱレガシーキャリアですwいつの間にかANAやJALに乗っているんじゃないかと錯覚してしまいますw

18時ちょうど、広島空港2番スポットに到着!約5分の早着となりました♪

前方は左右で非対称の列となっています。なぜこのような座席配置になっているのか尋ねると、右側の列のほうが狭い為、座席列が少なくなっているとのこと。また座席ピッチは左側のほうが広いとのこと。
なるほど、わからん。ますます混乱してしまいました。じっくり調べたいところですが、いつの間にか私が最後の乗客になってしまったので、慌てて降機しますw

広島空港に到着したスプリングジャパン1号機、JA01GR。

MD-90ラストフライト以来の広島空港です。このシルエットはジャンボ機ですね!

変更時刻は着陸時刻の17時57分となっていました。格安、安全、定刻、文句なしの完璧ですね!素晴らしいです!

初めてのスプリングジャパン、乗ってみて分かったことは『中国色を完全に消している』と言うこと。『春秋航空日本』とは言わずに『スプリングジャパン』というブランド名を使用し、乗務員は全員日本人、また機内も中国語は皆無。安全のしおりに少し書かれているくらい。
日本人は中国に対し、あまり良い印象を持っていない方が多く、ここで中国色を出してしまうと客離れを引き起こしてしまう…ということなのでしょうか。
逆を言うと、『消しすぎてあまり面白くない…』とも捉えられます。もちろん乗るだけなら全く問題ないのですが、ヒコーキ好きとしてはちょっとインパクトに欠けます。まだ就航して1ヶ月の航空会社、先発の航空会社3社にも負けない『スプリングジャパン』としての個性、強みが出ることを期待したいと思います。

広島空港到着後は3階のお好み焼き広場へ。『みっちゃん』のお好み焼きを食べます!

スペシャルそば1100円。少しお高めですが、かなりのボリュームでお腹いっぱいになりました。広島焼きは美味しいです♪

広島空港からはリムジンバスに乗って福山へ。この日は福山のホテルに宿泊します。

約1時間ほどで福山に到着。福山は新幹線のぞみ号も一部停車する大きな駅ですね。

駅を渡るといきなり石垣が目の前に現れました。福山城の石垣、ここまで駅から近いお城も珍しいですねw
翌日は福山城の見学から始まり、岡山県は倉敷、そして香川県に渡り高松まで移動しました!次回から旅行記です!