飛行機さつえい奮闘記

旅客機の写真撮影やヒコーキ旅が好きなこうへいのブログです!

2024年11月17日:岐阜基地航空祭4(今年はC-1無双!)


岐阜基地航空祭2024ラストの記事となります。
昼前には午前中の展示飛行は終了、午後は13時40分頃からの中編隊飛行試験法デモです。
実際にはそれより前より地上では準備で慌ただしくなるのですが、1時間ほどの休憩タイム。


お隣の方に声をかけて場所だけ確保しておいてもらい、貴重品すべて持ってトイレへ。
相当並ぶことを覚悟していましたが、意外とすんなり入れ、自席に戻るついでに軽くお散歩。


今年はブルーインパルスが来ないので、比較的落ち着いた航空祭。
昨年は前方2列目の席に陣取れましたが、お昼休みでも人垣ができてしまい、まったく動けない状態でした。


C-2の正面顔。丸くて可愛らしい顔をしています。


試験機らしく、コックピット正面に測定器が取り付けられています。


エンジンは767などにも採用されているCF6エンジン。
導入当初、政府専用機(747)・E-767・KC-767で同型のエンジンが採用されており、整備面で都合が良いので採用されたと推測します。


F-15のテストカラー機の前では整備さんが集まって作戦会議中。


C-1の銀ちゃんもお昼休み中。この子は退役後はどこかに展示されるのでしょうか。
そうそう、岐阜基地はたくさん訪れていますが、岐阜かがみはら航空宇宙博物館は訪れたことがありません。内部にSTOL機の飛鳥が展示されているので、機会を見つけて訪れたいですね。


時刻は12時50分、まだ展示飛行まで50分ほどありますが、C-1はプッシュバック開始。


13時35分、中編隊を構成する戦闘機が次々と離陸。






T-4が飛行機の動きとは思えぬ、左右にクネクネと気持ち悪い動きをしながらやってきました。
ダッチロール法の試験デモ。写真だと伝わりにくいですが、エンジン排気が一直線ではなく、不規則になっています。
まるでT-4の酔っぱらい運転のようです。


C-1を先頭に、中編隊のマンボーフライトがやってきました。


中編隊ではC-2はお休み。ランウェイ10側からC-1がギアを下ろしたままやってきます。




さらにランウェイ28側からも。


若干オレンジが掛かった太陽にC-1の尾翼があたり美しい。


午後も90度バンク!
最後は短距離着陸性能を見せてくれるようです。大バンクでランウェイ28ヘアプローチ。


すぐに停止、C-1の最短着陸滑走距離は僅か460m。また不整地での着陸も可能。


中編隊の航空機はオーバーヘッドアプローチ。










爆音を響かせ、C-1も戻ってきました。


これで稼働しているJT-8Dエンジンを見ることも最後でしょうか…。エンジンカウルを開けて整備中。


パイロットさんは観客に手を振りながら退場していきました。
これにて岐阜基地航空祭のすべてのプログラムは終了!外来機帰投…この後の予定や混雑を考慮して今回はパスしましょう。


今年も素晴らしい岐阜基地航空祭でした。
他の航空祭も行ってみたいところですが、やはり子供がいると11月~12月に集中的に行われる航空祭の中で一か所行くのが精一杯ですね。
将来は子供と一緒に楽しめたらいいなぁと思ってたりもします。


帰りも歩いて六軒駅まで。去年はこの改札で人だかりとなり、詰まっていたのですが…すんなり改札入場。


しかも増発の準急列車に乗ることができ、さらに座れるという。本当に航空祭帰りなのかというくらい落ち着いた退場となりました。


ホテルで荷物をピックアップして、JR岐阜駅へ。岐阜‐名古屋間はJRと名鉄がありますが、名鉄は特急で30分程度(630円)、JRは新快速で20分程度(480円)と時間、値段ともにJRのほうが軍配があがります。
JR岐阜駅に向かっていたら赤い小さなバスが。自動運転の実証実験中である岐阜ハートバスでした。
事前予約制で運賃は無料。信号で停車していたので見ていたら、信号が変わり、前の車が発車して3秒ほどのタイムラグ後、発車していきました。


名古屋が豊臣秀吉の街に対して、岐阜は織田信長の街。駅前には金色に輝き赤いマントをした織田信長公この像があります。


名古屋駅に到着、今日の飲みの〆に天むすを買っていきましょう。
以前セントレアに入っていた『めいふつ天むす千寿』、セントレアからは撤退してしまいましたが、近鉄名古屋駅に店舗が入っています。
地下改札の真横にあるのですが、いつもここにたどり着かず迷っていました。今回、名古屋駅桜通口からの近鉄名古屋駅地下改札までの行き方を紹介しているサイトを見て予習、その通りに行ったら迷わずすんなりたどり着きました。


桜通口の時計前には中日ドラゴンズのキャラクター、ドアラがひっそりといます。『メリークリスマス』のボードを持っていますね。
ドアラらしいです(^^♪
いつもはここで新幹線に乗って帰京するのですが、今回はもう1泊します!
次回はベッセルインカンパーナ名古屋の宿泊記です。


【さつえい後記‐土下座の一等空尉】


岐阜基地航空祭より帰った後、SNSやニュースで『来場者が一等空尉に土下座をさせた』との記事が写真付きで出回っていました。
どうやら持ち込み禁止の椅子を仕舞うよう各席にお願いしていたが、一部の来場者に反抗された…とのことです。
私もお昼休みの時間帯、その様子を遠目で見ており、周囲では何が起きたんだ…?とざわついていましたが、その一等空尉は私の近くまでやってきて、レジャーシート・椅子を仕舞うよう非常に低姿勢でお願いに回っており、おそらくこれでトラブルが起きたのだな…と察しました。
レジャーシートや椅子などは南会場のピクニックエリア以外は使用禁止とパンフレットに書いてありますが、守られていないのが現状です。私がいた北会場でも多くの人が椅子を持ち込み、使用していました。
ホスト側の指示に従わない来場者は論外ですが、これは基地側の対応も問題だと私は思っています。アナウンスでは使用禁止の旨流れていましたが、実際に注意していたのはこの一等空尉ひとりだけ。
複数人で注意する、手荷物チェックで椅子は持ち込み禁止物に指定するなど方法はいくらでもありますね。
一等空尉は汚れ役を一人で背負い込んだのでしょうか。穏便にことを済まそうとした結果がこのようにSNSやニュースで大きく話題になってしまうことは一等空尉も心外だろうなというお気持ちです。
なんとも後味が微妙な航空祭となってしまいました。