2012年09月10日(月) WAJ8528便 新千歳→成田 18:35→20:10
A320-200 JA02AJ 座席:28F 新千歳SPOT:2 成田SPOT:106 高度:34000ft 速度:850km/h

LCC乗り比べトライアングル飛行、最後の3レグ目はエアアジア・ジャパン。エアアジア・ジャパンは2012年8月1日より就航開始した、まだ一ヶ月ほどしか経っていない航空会社。
全日本空輸とマレーシアのエアアジアが共同で出資し、設立された会社です。現在、2機で新千歳、福岡、沖縄と幅広く就航しています。
エアアジアの座席指定料金は1~5列目、及び非常口座席の12、14列目は『ホットシート』で1200円。他社より割高です。1~5列目は優先搭乗も可能。それ以外の席は300円。
受託手荷物は15kgまで事前予約で799円。最大40kg(3599円)まで預けることが可能です。気をつけなければいけないのが、事前に予約していた重量よりオーバーしたら、1kgごとに1000円加算されるということ。
先日放送されたガイアの夜明けで7kgオーバーで7000円徴収されている方がいましたね。いくら安いチケットを取ったといっても、これでは本末転倒になってしまいます。
また、カウンターでのチェックインでも1000円がかかります。事前にウェブチェックインを行うか、早めに空港に来て、自動チェックイン機でチェックインすることをオススメします。
今回の運賃は8080円に座席指定料が300円、クレジット払い手数料が150円の8530円でした。

エアアジア・ジャパンのチェックインカウンターはターミナルの北端にありました。この写真を撮ったのは出発時刻40分前の17時55分。既に搭乗手続きも締め切られ、カーテンがかけられていました。
エアアジア・ジャパンの自動チェックイン機締め切り時刻は出発の1時間前、それ以降は有人カウンターでのチェックインとなり、カウンターも出発の45分前に締め切られます。これ以降にチェックインしようとしても搭乗を断られます。ジェットスター・Peachでは出発の30分前に対し、エアアジアに乗る際は時間に余裕を持たなければいけませんね。私はウェブチェックインをしていたので、カウンターはスルー。

エアアジア・ジャパンでは、セキュリティチェックを受ける前に『旅行書類審査』というものを受けなければセキュリティチェックを通してくれません。
セキュリティチェック入り口にあった審査カウンター。ウェブ上ではパスポートや免許証などの身分を証明できる書類と搭乗券を提出すると書かれていましたが、特に身分を証明するものの提示は求められませんでした。

係員がバーコードを読み取り、確認印が押されました。これでセキュリティチェックを受けることができます。

搭乗ゲートは2番。ANAが普段使うカウンターを曲がりさせてもらっていました。

アナウンスがあり、使用機到着遅れの為、機内への案内時刻は出発時刻と同じ、18時35分頃になるとのこと。

スマートフォンのフライトレーダー24で乗る予定の機体、JW8527便を追っていました。新千歳空港ランウェイ19Rにアプローチ中です。

18時28分、JW8527便がスポットインしました。さて、何分でブロックアウトできるかな?

18時34分、優先搭乗から始まり、一般の乗客も搭乗開始。準備が整っていないらしく、ボーディングブリッジでしばらく待機。

18時40分、機内への搭乗開始。コックピットは隙間からチラッと…。

L1ドアでは2名のフライトアテンダントさんがマレーシアの挨拶『ナマステ』でお出迎え。赤く派手な制服とアジアンテイストの濃い目のメイクが特徴的。

前方1~5列目、及び非常口座席には赤いヘッドカバーがかけられ、一目でわかるようになっています。

アジアンチックなBGMで続々と搭乗。座席ピッチはPeachと同じくらいでしょうか。

Air Asia.comとブランドロゴが入っています。

外は雨。窓ガラスが曇って外が見えない…。
定刻より22分遅れの18時57分プッシュバック開始。スポットインからスポットアウトまで29分という早業でした。以前乗ったジェットスターは32分でブロックアウトだったので、それより早いですね。エアアジアもだいぶ慣れてきたのでしょうか。
雨が降りしきる夜の新千歳空港、19時06分、ランウェイ19Rよりエアボーン。上昇中の機内からは苫小牧の夜景がよく見えました。程なくして雲海に突っ込み一路成田へ。

ベルトサインが消えたら前の座席に座っている人が何も言わずいきなりフルリクライニングしやがった(;´Д`)
前の人にフルリクライニングされたらかなりの圧迫感。もし隣に人がいたら席を立つのもままならない状態になります。狭いLCCの機内、リクライニングするなとは言いませんが、後方の人のことも配慮しましょう。

幸いなことに私の座席の列は誰も座っておらず、一時的に真ん中の席に避難しました。平均的な体型の私でもかなりの圧迫感があったので、大柄な方は逼迫することでしょう。

帰りのエアアジア便では事前にホットミールを予約していました。860円の洋食セット、ソフトドリンク付きです。このメニューは事前予約のみとなっており、機内で直接購入することはできません。
ベルトサインが消えて程なくしたらフライトアテンダントさんがホットミールの確認とソフトドリンクのリクエストを伺いにきました。

機内販売の前に事前に予約していた方にホットミールがサーブ。代金は予約時に支払っているのでお金の受け渡しも無くスムーズです。銀紙に包まれているのですがアッツアツ。少し冷ませて開封しました。

鶏肉がメインの洋食セット。鶏肉はプラスチックのナイフで簡単に切れるほど柔らかく、野菜はホクホクで美味しかったです。しかし夕食にしては少し物足りない感じを受けました。
昼食を遅い時間に取っていたので今回はこれでお腹いっぱいになりましたが、普段ならこの洋食セットに加え、エアアジア・ジャパンオリジナルのベーグルサンドもいけそうな勢いです。

機内誌や機内食のメニュー表、安全のしおり。

機内誌は分厚い冊子でしたが、すべて英語でとても読める気がしませんでしたw

機体後方より。この日は144名+2名と搭乗率は約80%。なかなかの搭乗率ですね。先日エアアジア・ジャパンが発表した8月1日~31日までの平均搭乗率は84.7%。まだ就航から日は浅いですが、かなり認知されているようですね。

後部ギャレー。この日ホットミールを注文したお客さんは私を含め3名。これが沖縄便だとかなりの数が出るそうです。ホットミールはタキシング中に写真中央のオーブンに入れ、上空ですぐに出せるように準備しておくとのこと。

フライトアテンダントさんに写真撮影を依頼したら、サッとエアアジアグッズを取り出し、ポーズを決めてくれました。
左側のフライトアテンダントさんは8/1のNRT-FUK初便に乗務された方、右側のフライトアテンダントさんはこの日乗務2日目の新人とのこと。
エアアジア・ジャパンのフライトアテンダントさんはとても楽しそうに乗務されていたのが印象的でした。
機体は成田空港に向けて降下を開始し、ランウェイ16Lアプローチコースへ。20時16分、ランウェイ16Lに着陸!

定刻より10分遅れの20時20分、スポット106番に到着~。

出口は機体前方一箇所のみかと思っていましたが、機体後方のドアも開けられ、二箇所からの降機となりました。垂直尾翼でっかい!!!


機体後方からの降機は初めて。いつもと違ったアングルで面白いですね~。

2機で北は北海道、南は沖縄まで飛んでいるエアアジア・ジャパン。就航率こそはいいのですが、普段より慢性的に遅延が発生しています。沖縄から成田へ向かうJW8666便は成田の門限、23時に間に合わず、羽田空港に代替着陸したこともあります。
先日放送されたガイアの夜明けでも、遅延に悩むオペレーションコントロールセンターの様子が紹介されていました。この辺はスタッフの慣れや努力により徐々に解消していくことと願っています。

展望デッキより乗ってきたエアアジア機を撮影。書いていただいたログブックには『少しでもお客様に満足いただけるフライトになるように今後共全社員全力で努めて参ります!』の言葉と、『エアアジアを愛してください!』の言葉。
料金はジェットスターよりも若干高く、2機で高頻度のフライトをこなしているので慢性的に遅延が発生しているエアアジア、今まで敢えてエアアジアに乗る必要はないだろうと感じてはいましたが、今回搭乗して考え方が変わりました。是非とも積極的にエアアジアを使用していきたいですね。
さて、LCC3社を乗り比べての総評ですが、どの航空会社を使っても安心、安全に目的地に運んでくれるということは良くわかりました。LCCと言えど、安全性は大手航空会社と変わりありません。
その他の部分を比べていきます。
【予約プロセス】
エアアジア = Peach > ジェットスター
予約はすべてインターネットで行いました。大手航空会社と違うのは仮予約ができないことと、クレジット決済手数料が発生するということ。
予約プロセスには各社とも特に差はありません。強いていうならば、ジェットスターはGoogle Chromeでクレジット番号の入力が行えないという不具合がありました。ブラウザをIEで予約すれば問題なくいけます。
また、搭乗前にジェットスターのウェブチェックインを行なっていたのですが、確認のメールが返信されてきませんでした。そして関西空港に降り立った後の9月8日9時頃に『Webチェックインが使用できません』との内容のメール。
当然のごとくWebチェックインは使用できているのですが、ジェットスターのシステムに不安を感じました。
【座席指定】
ジェットスター > Peach > エアアジア
840円で1列目や非常口座席に座れるジェットスターはお得。Peachは210円のスタンダードシートで2列目以降を選択できることは魅力的なのですが、座席移動にも別途お金がかかるのが難点。
エアアジアは座席指定料が全体的に高いです。1~5列目と非常口座席のホットシートが1200円というのはちょっと躊躇するお値段ですね。
【チェックイン】
Peach > ジェットスター > エアアジア
Peachのかざすだけチェックインは簡単で楽。ジェットスターとエアアジアはウェブチェックインが使用可能ですが、空港でチェックインする場合は予約番号を自分で打ち込まなければなりません。
またエアアジアは自動チェックインカウンターの締め切りが60分前、カウンターでの締め切りが45分前ととても早く、カウンターでチェックインすると1000円徴収されるのもちょっと…と思ってしまいます。
【定時性・就航率】
Peach > ジェットスター = エアアジア
全日空のノウハウを身に着けているPeachは定時性にとても定評があります。今回もオンタイムでのフライトでした。就航率も99%ととても高い数字を出しており、LCCの中ではとても優秀と言えます。
一方ジェットスターは朝早くから夜遅くまでギリギリの運用を行なっているため、成田空港での門限に間に合わず、欠航ということをよく耳にします。また、ネジが脱落し欠航といった機体トラブルも多め。
エアアジアは就航率こそはいいのですが、2機でギリギリの運用を行なっている為、慢性的に遅延が発生しています。
【機内サービス】
Peach = エアアジア > ジェットスター
便ごとにお客さんを楽しませようと独自の色を出しているPeach、またエアアジアではフライトアテンダントさんが進んで荷物の格納を手伝ってくれたりと大手の航空会社に負けないくらいのサービスでした。
ジェットスターは悪いとは言いませんが、他社と比べるとどうしても目落ちしてしまいます。しかしコックピットが見学できることは航空ファン的にとても嬉しいことでしょう。
【機内食】
エアアジア > Peach >ジェットスター
エアアジアのホットミールは事前予約が必要とは言え、魅力的。Peachはオリジナル商品で勝負していますね。一方ジェットスターは既存商品の販売しかなく、目新しさがありません。オリジナル商品などがあればいいのですが…。
【総評】
Peach > ジェットスター > エアアジア
今回LCC3社を乗り比べてみて一番’また乗りたいな’と思った会社は『Peach』でした。オンタイムな定時性と客室乗務員は大手航空会社に引けを取らない素晴らしい対応、及びお客さんに満足してもらうためのオリジナル商品の開発や客室乗務員が考えだしたピーチサイン。どれを取っても日本人のことをよく理解している、和製LCCらしいなと思いました。
ジェットスターとエアアジアはほとんどイコールに近いです。ジェットスターは運賃の安さと就航場所、就航便数。なんといってもコックピットを見学できることでしょうか。エアアジアはホットミールや客室乗務員がノリノリなのが高ポイント。両者とも時間と共に定時性と就航率が上がってくれればいいですね。
いいこと付く目のフライトでしたが、3社ともに忘れてはいけないのはLCCということ。欠航時の扱いが大手航空会社とは違い、保証がありません。運賃規約をよく読み、予約しましょう。LCCを正しく使えばお得な空の旅が可能となります。
簡単に乗り比べ記を書きましたが、もっと詳しく書いてみたいですね。時間があったら別記事であげたいと思います。
次回からは関西国際空港内で撮影した撮影記、及び北海道での旅行記です。